永代経とは、「永代読経」の略で、「これから何代にもわたってお経が読まれる」という意味をもちます。そこから、「お寺が護持され、広くみ教えが伝わるように」という願いが込められるようにもなりました。
今日、故人への追慕の心から「永代経懇志」が進納されますが、これは「故人を追善供養する」という意味合いのものではありません。仏様となられたお方のお心を聞かせて頂き、「このみ教えを未来の人たちにも喜んでもらいたい」との思いから進納されるものなのです。
また、この「永代読経」の願いを込めてお勤めされるものが「永代経法要」です。