MENU
Horenji Logo
Close menu button
門信徒の皆様へ 門信徒の皆様へ
お知らせ

お知らせ

2022/10/07

枕飾り(まくらかざり)

亡くなられた方が自宅のお内仏の前(仏間)へ帰られると、葬儀社の方が「枕飾り」の準備をはじめます。枕飾りとは、遺体の枕元に置く「仮祭壇」といわれるもので、「簡易的な祭壇」として、故人の供養のために設置するといわれています。白木の机の上に香炉・ロウソク立・花瓶が置かれ、そのほかにも鈴(リン)や枕飯(一膳飯)、枕団子、浄水などが飾られます。この枕飾りに供えた食べ物によって、故人が欲から解放される、というような考え方もあるそうです。

しかし、この枕飾り、仏教各宗派によって考え方が異なり、浄土真宗の教えからすると、まったく相応しくない、必要のないもの、といえるのです。
亡くなられた方のそばに机を置く必要はありませんし、お団子や一膳めしをお供えすることもありません。リンも、お仏壇のところにあれば十分です。

「葬儀までは、ローソクの灯りや線香を絶やしてはならない」といって、巻線香やコップのロウソクを置く葬儀社もありますが、これも真宗には相応しくありません。線香や灯明は、お仏壇にお参りをするたびにつけるのが正しい作法です。
※仏教では、祭壇(さいだん)とはいわずに、葬儀壇とか荘厳壇(しょうごんだん)というのが正しい言い方です。